江戸時代の蜀山人(大田南畝)が〈世の中に蚊ほどうるさきものはなし、ぶんぶぶんぶと夜も眠れず〉という狂歌を作り、文武に励めという松平定信の寛政の改革を批判しました。今日は、文化の日。蚊の羽音つながりで、文化についての一考察を...。あ~、また長文のブログを書いてしまうけど、お許しを。文化というのは、簡単に言えば、私達が、考えナシにやっていることの総称ということができます。たとえば、昨年東京の明治神宮外苑でデング熱をもたらす蚊の退治を、やっていましたが、私達は自分の腕に蚊が止まれば、よほどの人でない限り、たたいてしまいます。それが、文化です。考えずにやってしまう習慣といってもよいです。そこで、受け売り話をひとつ。東南アジアやアフリカで、社会問題のひとつになっている蚊にまつわるものがあります。そう、マラリアという感染症です。ハマダラカという蚊がその原因です。蚊が原因ですので、その蚊を駆除しようとしてきました。様々な手段を使い、多くの薬品で、ハマダラカをすべて、殺そうとしてきたわけです。蚊はたたいて殺すという文化がありますから、誰もその方法以外について考えもしないわけです。その結果として、ハマダラカは全滅できず、使用した薬品のせいで、飲み水も汚染されるという散々な結果を招きました。もうひとつの方法として、人間にマラリアにかからないようにするワクチンも開発されましたが、残念なことに、人間に抗体を作るために2週間という時間がかかります。その2週間を全うできない人がたくさんいて、結局何が起こったかというと、マラリアという感染症がワクチンに耐性をもつようになって、病気が進化してしまったということでした。蚊は全滅させられない、病気は進化した、この結果を直視して初めて、考える人が出てきました。何を考えたか?ハマダラカが、マラリアに耐性を持たせたらいいんじゃないかということでした。
つまり、媒体している蚊がマラリアにかからないようにしようということです。それには、遺伝子組み換えの技術と大変な労力と、時間が必要です。しかし、この研究は、着実に成果を見せ始めています。文化の中で、どうしようもならないと嘆いていることの多くは、私達が考え始めれば、解決できるのです。結婚にも文化は存在しています。結婚適齢期がその際たるものです。妊娠や出産についても文化があります。当たり前だからそうしている文化の結婚をから、結婚を考え、結婚を出来事へ変えていくことが、求められている世界になっていると思います。私達の結婚相談は、ここに立っています。
テーマ:婚活に向けて
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Posted at 15:21